HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

* 「歌の翼に」   ハイネ 

 

メンデルスゾーンの曲で知られる ハイネの詩  拙訳:

 

      歌の翼に 乗りて ガンジスの平原に 

   きみを つれてゆきたい  そこは ぼくの知る

   遙かな 美しきくに  かの国は 月影さやかに

  花園は 紅く染まり 蓮の花も 恋人よ

  きみを 待ち望んでいるのだ

    スミレは 軽やかに 笑みをうかべて 

    星影を 見上げている 薔薇も ひそやかに 

   香気を 漂わせ メルヒェンの 世界なのだ

   賢き カモシカも 跳びはね 近寄ってきては

    聞き耳をたてている       聖なる河の 

    波の音が 遠くに 畏くも 流れているのだ

     噫 かの国に ともに行き ヤシの木陰で

         心身をやすめ 愛と安らぎを 飲み干し

          幸ある夢に 浸りたい !!.

      Heinrich Heine :     Auf Flugeln des Gesanges