HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

*魅せられしもの : ホフマンスヴァルダウ

 

 噫! 魂を 歓びで 駆り立てしものよ

そは 天国なる ワインよりも 甘く

汝れより 注(つ)がれしを のぞみ 

 噫! 富める宝物より 好ましきものよ

そによりて こころ 強くもなり はたまた

 感情の 傷つきしときの ありしも

そは 薔薇の輝きよりも こころ満たされ

どんな ルビーとも 比(くら)ぶるを拒み

優美さに ふかく 潤(うるお)されしものよ 

嗚呼! 珊瑚のやうに紅く 魅せられしものよ

わが無二なる 慰みよ 

 汝が 緋色の そに 憧(あこが)れし

わが胸の 内なる望みよ !! ... 

  訳: 夏目 政廣 

 C.H. Hofmannswaldau :  Auf den Mund   

     口びるに寄せて

Aus : Dt. Barock Lyrik    

   Reclam   ebd.  S. 68..