HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

* 抒情詩人 : メーリケ .

 

* ゲーテ以降で、その多様性と独創性でメーリケほど抒情詩において抜きんでた詩人は、そう多くは見当たらない。が、彼の生涯は決して耀いていたのではなかった。寧ろ、憂慮に富んだものであった。zB.弟の死、姉の衰弱、別の弟カールの政治活動による拘禁、また、婚約者との絶縁、母の死、更には、彼の健康の衰えなど。usw.                

 *メーリケは1804年、医師の子としてルードヴィッヒスブルクで生まれ、幼年時代は姉たちに囲まれて幸せな暮らしをしていたが、13歳の時、父親が亡くなるとシュトゥットガルトの親戚にあずけられ神学校に通った。彼はその後、牧師の娘、ルイーゼ・ラウと婚約したこともあり、1829年から 33年の4年間に交わされた一連の愛の書簡は純粋なる愛に満ちているが、周囲の理解が得られずに破談に終わっていたのである。

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