HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

*乙女の祈り メーリケ

 

星は きらめき

 鶏の鳴く 朝まだき

  乙女は かまどに

火を おこす 

     炎のかがやき うつくしく

  火花が 飛び散り

  覗いては 乙女の

       悲しみ ますばかり 

そも 乙女の 胸に

 夜中に こつぜん

  顕れいでし 彼が夢の

   思ひの深き なればこそ 

すると 泪が あふれ

 ぽたぽたと ああ

  明けても 暮れても

こころに浮かぶは 彼がすがた

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Das verlassene Magdlein

    Aus: Morike  Gedichte       Reclam ebd.  S.31f...

              「寄る辺なき乙女」  拙訳から