HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

* 現代ドイツ作家 一覧・ 代表作: ⑶

 

 1937:     古井由吉「杳子」

 1942. ハントケ 「観客罵倒」66.                 

  1943. ヴォンドラチェック 「嘗て、一日は銃創とともに

        始まった」  Pr.82    丸山健二「千日の瑠璃」   

 ・1945.   Mein Geburtsjahr

* Petet Handke: ハントケ :

「ペナルティ・キックを受けるゴールキーパーの 不安」 R.70;       以前ゴールキーパーだった.ブロッホは組み立て技師の職を解雇された。すると、その日、映画に行き、出納係の女とベッドをともにするのだが、彼女を殺害してしまう。そして南へと逃亡する。彼はしかし、殺害により、世界がいかに様変わりして見え、いかにそよそしく、怖れに満ちているかに気付く。というのも、追跡されているのではないかと前兆が日増しに強く感じられたからだが、この追われる殺害者というモティーフは、ヴェーラースホフの探偵小説「影の境界」も彷彿させる作ではあった。 

* Christa Wolf;クリスタ・ヴォルフ:

「どこにも居場所はない」 短編 79.  :  

  ともにみずから命を絶った短編の名手で独特な簡潔な文体で描くクライスト1777-1811,とカロリーネ・ギュンデローデ1780-1806,との、( 因みに、前者は34歳、後者は26歳で夭折している) 架空の対話を構成して、作者みずからの苦しい立場を暗示した作品。なお、ギュンデローデはドイツの女流詩人で、ロマン派の詩人ブレンターノとその妻ベッティーナの友人でもあり、彼女は死を渇望するような陰鬱な一連の詩を美しくも残している。