2023-02-16 *「オネーギン」より *ギャラリー:世界の文学 Ⅰ 諸君、オーデを書きたまえ。国家が隆盛を極めていた時代には、誰もが 頌詩をかいたものだ。 荘重な文体のオーデを?... いや、もう、たくさん・・ 諸君 エレジーなぞは どれも下らんじゃないかね、狙いからして。 それに引き換え、オーデというのは実に、高尚だよ・・ 名誉と自由の崇拝者で ドイツ帰りの青年詩人 レンスキーなら オーデの一つも書けたであろうが、愛するオリガが槍騎兵のもとに立ち去った今、しかたあるまい。