HERR*SOMMER-夏目

現代ドイツ作家・詩人の紹介を主に・・・

*忠実なアンティゴーネ:

Die getreune Antigone: 忠実なアンティゴーネ:

果敢に 神々の法に従い、

王の命令を破りし アンティゴーネ
愛する兄のために 立ち上がり、
禁じられた葬儀の儀式を 執り行う

その行動は、深い愛から、そして
正義への 強い信念から・・
恐れを知らない アンティゴーネ
心の声に 耳を傾ける 誠実さ

その物語は、時を超え
忠実さと勇気の象徴となり・・
アンティゴーネよ、汝が選択は、
杳として 間違ってはいなかったのだ>>>

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・アンティゴーネの物語は、古代ギリシャの悲劇の中でも有名で、倫理と法の対立を描いたソポクレスの作品である。--彼女は兄ポリュネイケスの埋葬を禁じた国の法律に反して、神聖な埋葬の儀式を行う。が、この行為により、国の統治者であるクレオーンによって、生きながらにして埋葬されるという運命に直面した。 --しかし、アンティゴーネは自らの信念を曲げることなく、最終的には自害。

この物語は、家族愛と義務、個人の信念と国家の法律との葛藤を描き、その選択は、個人の良心と社会の規範とが衝突する場面で、これは時代を超えて、正義とは何か、忠誠心とは何か、人間としての尊厳をどのように守るべきかという普遍的な問いを投げかけているのである。。。

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・アンティゴーネの選択は、古代ギリシャ悲劇の中でも特に心を揺さぶる結末を迎える。 --彼女は国の法律に反し兄の埋葬を試みたため、クレオンによって生きながらにして地下の墓に閉じ込められてしまい、そこで自ら命を絶つ。そして また、彼女の婚約者であったクレオンの息子ハイモンも、愛する人の後を追うように自らの命を絶つのだ。 --この二重の悲劇は、クレオンにも深い影を落とし彼の妻もまた自らの命を絶っしまう。。。

アンティゴーネの物語は、個人の信念と国家の法律が衝突する悲劇として、正義とは何か、忠誠とは何か、そして人間としての尊厳をどのように守るべきかという普遍的な問いを投げかけているのだ。。。

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