K.Rothmann; Dt. sprachige Schriftsteller seit 1945
メッケル「雪獣」: メッケルは作家としてばかりでなく、グラフィックデザイナーとしても有名で、21歳の時7篇の詩と4つのグラフィックからなる作品集「隠れ頭巾」でデヴューした。その特徴はメルヒェン調でグロテスクなファンタズィーに富み、トラークルやクローローなどの影響がみられる。一方、仮構とファンタズィーを、更に変容することに重きがおかれた。例えば、短編集「赤い糸」では筋よりかは、現実から呪文によって霊を呼び出すこと、その呼び出した霊を超現実的な手法で叙述すること、そして、その魔術的な変容を好んで描いたのである。メッケルは比喩的短編「雪獣」で次のように述べた。: 荒唐無稽な動物も、その名前が存在する限り実在するのだと。それゆえ、物語作家として《雪獣》は生命あるものとして存在することを疑わないのである。 「赤い糸」Ein roter Faden
C.Meckel ; aus ; K.Rothmann Reclam ebd . S.269ff.